スペインのクリスマスに欠かせない、オレンジの香りがふわり香る「幸運の菓子パン」
調理時間:1時間以上
難易度:★★★ 味の濃さ:
材料 5~6人分(直径20cm) |
A 強力粉280g A 砂糖50g A 塩小さじ1/2 A ドライイースト小さじ1 卵70g バター20g 牛乳60cc オレンジ果汁1個分(50cc) オレンジの皮1個分(5g) |
- ボウルにAをあわせ、オレンジ果汁・溶き卵を混ぜる。牛乳・バターを温めバターを溶かし、少量ずつ加えなめらかになるまで捏ねる。
※バターが溶けてきたら火から下ろし、軽く混ぜながら溶かします。沸点まで加熱してしまうとイーストの働きが鈍くなるので注意。 - 生地を丸めてとじ目を下にして大きめのボウルに入れ、ラップして生地が2倍に膨らむまで一時発酵。
※温かい場所に置く場合、目安は1時間ほど。野菜室に5時間以上置いて低温発酵させると、生地が安定して扱いやすくなります。 - 両手で優しく押すようにガス抜き。
※発酵でふくらんだ生地のガスを全体に分散させ、イーストの活動に必要な新しい空気を入れます。 - リング状に成形する。表面に溶き卵(分量外)を刷毛で薄く塗り、ダイスピーナッツをトッピング。
※中央に指を入れ、クルクルまわしながら穴を大きくして整えます。穴は焼くと小さくなるので大きめに。 - 180℃に予熱したオーブンで30分ほど焼き、粗熱をとる。
※スペインではサワーチェリーやオレンジピールなど、シンプルに飾るクラシカルスタイルがスタンダード。今回はチョコペン・粉糖を飾りました。
スペインのクリスマスは11月中旬~年明けまで長く長く続きます。ピークはイブではなく年末年始のカウントダウン。子供たちへのプレゼントは1月5日、サンタクロースではなく3人の王様が運んでくれます。
ロスコン・デ・レジェスは、この日に食べる「幸運のお菓子」。フランスのガレット・デ・ロワ同様、陶器製の人形を入れて焼き、当たった人はその日一日王様になれます。
本来はオレンジフラワーウォーターを使用しますが、日本では手に入りにくいのでオレンジ果汁で代用しました。